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1940年、第二次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなか、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねられた。度重なる失策から“政界一の嫌われ者”であったチャーチルは、政敵たちに追いつめられながら、ヨーロッパのみならず世界にとって究極の選択を迫られる。ヒトラーに屈するのか、あるいは闘うのか   
「世界のCEOが選ぶ、最も尊敬するリーダー」(2013年PwCJAPAN調べ)に、スティーブ・ジョブズやガンジーを抑えて選ばれた伝説の政治家チャーチルは、最大の国難に直面したその時、いかにして人びとに勇気と希望を与えたのか? チャーチル没後に公開された戦時内閣の閣議記録によって明らかとなった実話を基に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの知られざる27日間を描く、感動の歴史エンターテインメント。朝から酒をたしなみ昼寝を欠かさず、風呂場でもミーティングをする変人ぶりと、愛妻クレメンティーンとの仲睦まじくウィットに富んだやりとり、そして英国王をして「ケダモノのようなヒトラーを怯えさせる男」と言わしめた明晰な采配。失敗を繰り返しながらも、チャレンジし続けた勇気。本作には、人間ウィンストン・チャーチルの型破りな魅力があますところなく描かれている。
  民衆の声なき声に耳を澄ませ、首相として葛藤と苦悩を抱えながら言葉で人びとを奮い立たせたウィンストン・チャーチル。のちにノーベル文学賞を受賞した言葉の魔術師チャーチルが、約4分間にもわたる演説を披露するラストシーンは圧巻だ。
ウィンストン・チャーチルを演じるのは、抜群の演技力で多くの俳優仲間からも尊敬を集める名優ゲイリー・オールドマン。本作では、姿形、声、話し方に加え、まとう空気までもチャーチルになりきった超絶の演技を披露。「これこそが最高峰の演技だ!」(ローリングストーン誌)など各誌で絶賛の声があふれ、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞、アカデミー賞主演男優賞®も確実視されている。
チャーチルを支える妻クレメンティーンに扮するのは、『イングリッシュ・ペイシェント』のクリスティン・スコット・トーマス。そのほか秘書エリザベス役に『シンデレラ』『ベイビー・ドライバー』のリリー・ジェームズ、英国王ジョージ6世に『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のベン・メンデルソーンが扮するなど、演技派たちが脇を固め見事なアンサンブルを奏でている。
監督は、『プライドと偏見』『つぐない』が高く評価されたジョー・ライト。脚本は、『博士と彼女のセオリー』のアンソニー・マクカーテンが手がけ、現存する膨大な史料を基に、チャーチルの知られざる人間性を浮き上がらせた。また、アカデミー賞に2度ノミネートされながらも、2012年に現代美術家に転向してハリウッドから引退していた辻一弘が、ゲイリー・オールドマン直々のオファーにより数年ぶりに特殊メーキャップアーティストとして参加。本年度アカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされた。合計200時間以上もかけて作り上げたというゲイリー・オールドマンの“変身”ぶりに注目してほしい。
1940年5月、第二次世界大戦初期。ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。 内閣不信任決議が出されたチェンバレン首相の後任として、外相のハリファックスが最適任者だという声があがるが、本人はこれを固辞。そこで、国民からの人気は高いが、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”であったウィンストン・チャーチルに白羽の矢が立つ。 朝から酒をたしなむ変わり者の夫を叱咤激励する妻クレメンティーンや、気難しくもウィットとユーモアに富んだチャーチルの言葉をタイピングする秘書エリザベスのサポートを受けながら、国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、ドイツとの和平交渉をすすめるチェンバレンとハリファックスらに陰口を叩かれながらも、「決して屈しない」と徹底抗戦を誓う。

そんななか、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となっていた。30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがない。ならば彼ら兵士を救うべく船をダンケルクへ向かわせるのだ、大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集して   。こうしてダイナモ作戦が実行された。

日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫る。ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねられた。日々悩み、葛藤するチャーチル。そんな彼の姿に、就任当初はチャーチルに対して懐疑的だった英国王ジョージ6世も心を開き、二人は絆を育む。
そしてついに、チャーチルは歴史的決断を下す   
1958年3月21日、英国ロンドン生まれ。1979年に舞台俳優としてのキャリアをスタートさせ、86年『シド・アンド・ナンシー』(アレックス・コックス監督)で映画デビュー、シド・ヴィシャスを演じる。その後、『JFK』(91/オリバー・ストーン監督)、『ドラキュラ』(92/フランシス・フォード・コッポラ監督)、『トゥルー・ロマンス』(93/トニー・スコット監督)、『レオン』(94/リュック・ベッソン監督)、『フィフス・エレメント』(97/リュック・ベッソン監督)、『エアフォース・ワン』(97/ウォルフガング・ペーターゼン監督)など多くのハリウッド大作で活躍。2000年代は、映画史に残る最も成功した映画シリーズの2本、『ハリー・ポッター』(04〜)シリーズにハリー・ポッターの名付け親シリウス・ブラック役で、『ダークナイト』(05〜)シリーズにジム・ゴードン刑事役で出演。『裏切りのサーカス』(11/トーマス・アルフレッドソン監督)では、アカデミー賞主演男優賞にノミネートされ、2011年英国エンパイア賞アイコン賞、ゴッサム・インディペンデント映画賞生涯貢献賞を受賞。その他出演作に、『不滅の恋/ベートーヴェン』(94/バーナード・ローズ監督)、『ハンニバル』(01/リドリー・スコット監督)、『猿の惑星:新世紀』(14/マット・リーヴス監督)、『チャイルド44 森に消えた子供たち』(15/ダニエル・エスピノーサ監督)など。幅広い役柄を演じきる俳優として、多くの俳優仲間から尊敬されている。『ニル・バイ・マウス』(97)では製作、監督、脚本を務め、第50回カンヌ国際映画祭で主演女優賞を受賞したほか、英国アカデミー賞脚本賞、アレクサンダー・コルダ賞(英国作品賞)を受賞するなど高く評価された。
1960年5月24日、英国コーンウォール生まれ。フランスの国立舞台芸術技術学院で演技を学ぶ。『プリンス アンダー・ザ・チェリー・ムーン』(86/プリンス監督)で長編映画デビュー。88年の『ハンドフル・オブ・ダスト』(チャールズ・スターリッジ監督)でイブニング・スタンダード英国映画賞新人賞を受賞。アカデミー賞作品賞にノミネートされた『フォー・ウェディング』(94/マイク・ニューウェル監督)でブレイクし、英国アカデミー賞助演女優賞を受賞。アンソニー・ミンゲラ監督のアカデミー賞作品賞受賞作『イングリッシュ・ペイシェント』(96)ではアカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされた。その他の代表作に、『モンタナの風に抱かれて』(98/ロバート・レッドフォード監督)、『ミッション・インポッシブル』(96/ブライアン・デパルマ監督)、『ゴスフォード・パーク』(01/ロバート・アルトマン監督)、『危険なプロット』(12/フランソワ・オゾン監督)、『オンリー・ゴッド』(13/ニコラス・ウィンディング・レフン監督)、『フランス組曲』(14/ソウル・ディブ監督)など。舞台でも活躍し、2008年、ロイヤル・コート・シアター「かもめ」のアルカージナ役でオリバー賞最優秀主演女優賞を受賞。2005年にフランスのレジオン・ドヌール勲章を受章、15年には大英帝国勲章DBEを授与された。
1989年4月5日、英国イングランド生まれ。2010年にギルドホール音楽演劇学校卒業後、舞台の道へ。『タイタンの逆襲』(12/ジョナサン・リーベスマン監督)で長編映画デビュー。社会現象となった英国のテレビドラマ「ダウントン・アビー」(12〜15)の第3シリーズにレディー・ローズ・マクレア役で出演した後、オーディションで『シンデレラ』(13/ケネス・ブラナー監督)の主演を射止め、一躍世界的スターの仲間入りを果たす。16年には、ケネス・ブラナー演出「ロミオとジュリエット」でジュリエットを演じた。その他の出演作に、『二ツ星の料理人』(15/ジョン・ウェルズ監督)、『高慢と偏見とゾンビ』(16/バー・スティアーズ監督)、『ベイビー・ドライバー』(17/エドガー・ライト監督)など。2018年には、ベストセラー小説「ガーンジー島の読書会」の映画化「Guernsey」や、メリル・ストリープ、アマンダ・セイフライドと共演する「Mamma Mia: Here We Go Again!」などの公開が控えている。
1969年4月3日、オーストラリア・メルボルン生まれ。10代で演技を始め、オーストラリアのテレビドラマへの出演を経て、ジョン・デュイガン監督『君といた丘』(87)の非行少年役でオーストラリア映画協会賞助演男優賞を受賞しブレイク。「リミット/加速する狂気(未)」(94/ジェフリー・ライト監督)でオーストラリア映画批評家サークル賞主演男優賞を受賞。『アニマル・キングダム』(10/デヴィッド・ミショッド監督)でオーストラリア映画テレビ芸術アカデミー賞はじめオーストラリアの主要な映画賞で主演男優賞を受賞。『名もなき塀の中の王』(13/デヴィッド・マッケンジー監督)では英国インディペンデント映画賞助演男優賞を受賞している。その他のおもな映画出演作に、『AMY エイミー』(97/ナディア・タス監督)、『バーティカル・リミット』(00/マーティン・キャンベル監督)、『ニュー・ワールド』(05/テレンス・マリック監督)、『オーストラリア』(08/バズ・ラーマン監督)、『ダークナイト ライジング』(12/クリストファー・ノーラン監督)、『ロスト・リバー』(14/ライアン・ゴズリング監督)、『エクソダス:神と王』(14/リドリー・スコット監督)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(16/ギャレス・エドワーズ監督)など。人気ドラマ「ブラッドライン」(15-17)でダニー・レイバーンを演じ、エミー賞助演男優賞を受賞した。
1940年6月7日、英国チェスター生まれ。王立演劇学校で演劇を学ぶ。64年、「ドクター・フー」でテレビドラマデビュー。テレビドラマ「Jennie: Lady Randolph Churchill」(74)ではウィンストン・チャーチルの父親を演じている。83年、テレビ映画「Waters of the Moon」で英国アカデミー賞主演男優賞にノミネート。映画デビューは、フレッド・ジンネマン監督の名作『ジャッカルの日』(73)。そのほか出演作に、「三人姉妹(未)」(70/ローレンス・オリヴィエ監督)、『マーラー』(74/ケン・ラッセル監督)、『ニジンスキー』(79・ハーバート・ロス監督)、『哀愁のエレーニ』(95/ピーター・イエーツ監督)、『ユアン少年と小さな英雄』(05/ジョン・ヘンダーソン監督)、『プリンス・オブ・ペルシャ/時間の砂』(10/マイク・ニューウェル監督)、『マリーゴールド・ホテルで会いましょう』(11/ジョン・マッデン監督)、その続編『マリーゴールド・ホテル幸せへの第二章』(15/ジョン・マッデン監督)などがある。数多くの舞台にも出演し、98年「Amy’s View」でオリバー賞にノミネートされている。
1957年3月27日、英国ロンドン生まれ。ブリストル・オールド・ヴィック演劇学校で演劇を学び、1985年より舞台俳優としてキャリアをスタート。95年、「ハムレット」主演でリチャード・バートン・シェイクスピア・グローヴ賞を受賞。00年「The Real Thing」ではイブニング・スタンダード・シアター賞主演男優賞、トニー賞主演男優賞など数多くの賞に輝く。映画出演作に『ハムレット』(90/フランコ・ゼフィレッリ監督)、『ウェルカム・トゥ・サラエボ』(97/マイケル・ウィンターボトム監督)、『スパイ・ゲーム』(01/トニー・スコット監督)、『ゼロ・ダーク・サーティ』(12/キャサリン・ピグロー監督)、『めぐりあう時間たち』(02/スティーヴン・ダルドリー監督)などがある。テレビでも活躍し、トム・フーパー監督による連続ドラマ「ジョン・アダムズ」(08)でトーマス・ジェファーソンに扮しエミー賞にノミネートされたほか、テレビ映画「The Shooting of Thomas Hurndall(原題)」(09)で英国アカデミー賞を受賞。「トンネル ~国境に落ちた血」(14)で国際エミー賞を受賞しているほか、世界的に大ヒットした「ゲーム・オブ・スローンズ」(12〜15)ではスタニス・バラシオン役で登場。「ザ・クラウン」(16)にも出演中。
1972年8月25日、操り人形師一家に生まれ、イギリス・ロンドンのイズリントンに両親が創立したザ・リトル・エンジェル・シアターで育った。セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アートで美術・映画・ビデオを学ぶ。大学卒業後、音楽ビデオや短編映画に携わり、97年にBBC2放送で4部構成のミニシリーズ「Nature Boy」(00)の監督を手がけ、王立TV協会の最優秀ドラマシリーズ賞を受賞。05年、長編映画初監督作となる『プライドと偏見』が高く評価され、英国アカデミー賞カール・フォアマン賞、ロンドン映画批評家協会賞“その年の英国人監督賞”、ボストン映画批評家協会賞最優秀新人監督を受賞。英国アカデミー賞5部門、米アカデミー賞4部門、ゴールデングローブ賞2部門にノミネートされた。イアン・マキューアンの小説を映画化した長編2作目『つぐない』(07)は、英国アカデミー賞14部門にノミネートされ最優秀作品賞と最優秀美術賞を受賞。また、作品賞を含む米アカデミー賞7部門にもノミネートされ、最優秀作曲賞を受賞した。ゴールデングローブ賞では7部門にノミネートされ、ドラマ部門最優秀作品賞と最優秀作曲賞を獲得した。その他の映画監督作に、『路上のソリスト』(09)、『ハンナ』(11)、『アンナ・カレーニナ』(12)、『PAN ネバーランド、夢のはじまり』(15)などがある。
1961年、ニュージーランド生まれ。映画「Via Satellite」(98)、「Show of Hands」(08)では監督・脚本を務め、小説家としてのデビュー作「Spinners」(2000)はエスクァイア誌が選ぶ2000年の小説トップ10に選出され、2005年に出版された2作目「The English Harem」は世界的なベストセラーとなるなど、小説家・脚本家・監督として活躍。2014年には、脚本とプロデュースを手がけた『博士と彼女のセオリー』(ジェームズ・マーシュ監督)で、脚本家としてアカデミー賞脚色賞に、プロデューサーとして作品賞にそれぞれノミネートされた。次回作は、脚本を手がけたクイーンの伝記映画「Bohemian Rhapsody」(ブライアン・シンガー監督)。
1957年、フランス生まれ。パリ高等映画学校(ESEC)卒業。ジャン=ピエール・ジュネ監督の『アメリ』(01)で世界的に脚光をあび、同監督の『ロング・エンゲージメント』(04)で全米撮影監督協会(ASC)、セザール賞を受賞。『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(13/ジョエル&イーサン・コーエン監督)では全米映画批評家協会とニューヨーク映画批評家協会賞で撮影賞に輝いた。その他の作品に、『ファウスト』(11/アレクサンドル・ソクーロフ監督)、『ブロンドと柩の謎』(01/ピーター・ボグダノビッチ監督)、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』(08/デヴィッド・イェーツ監督)など。ティム・バートン監督作品の常連でもあり、『ダーク・シャドウ』(12)、『ビッグ・アイズ』(14)、『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』(16)でタッグを組んでいる。近作は、Netflixで2018年配信予定のコーエン兄弟の新作「The Ballad of Buster Scruggs」。
ジョー・ライト監督の『プライドと偏見』(05)、『つぐない』(07)、『路上のソリスト』(09)、『ハンナ』(11)、『アンナ・カレーニナ』(12)にもプロダクション・デザイナーとして参加。その他の作品に、『シャーロック・ホームズ』(09/ガイ・リッチー監督)、『われらが背きし者』(16/スザンナ・ホワイト監督)、『美女と野獣』(17/ビル・コンドン監督)などがある。
1969年5月25日、京都市生まれ。10代の頃から特殊メイクを独学で学ぶ。1987年、メイクアップの巨匠ディック・スミスの住所を雑誌で知り、文通を通して師弟関係を築く。黒澤明監督『八月の狂詩曲』(91)や伊丹十三監督『ミンボーの女』(92)の制作に携わり、代々木アニメーション学院で講師を務めた後、96年に『メン・イン・ブラック』(97/バリー・ソネンフェルド監督)の現場で働くため渡米。『PLANET OF THE APES/猿の惑星』(01/ティム・バートン監督)、『グリンチ』(00/ロン・ハワード監督)などを経て、07年独立。『もしも昨日が選べたら』(06/フランク・コラチ監督)、『マッド・ファット・ワイフ』(07/ブライアン・ロビンス監督)でアカデミー賞にノミネートされた。ハリウッドで25年以上、特殊メイクアップ・アーティストとして活動した後、2012年以降は美術彫刻に専念し、現代美術家として活躍中。ロサンゼルス在住。
1963年6月21日、イタリア・ピサ生まれ。ジョー・ライト監督の『つぐない』(07)で米アカデミー賞作曲賞、ゴールデングローブ賞作曲賞を受賞。ライト監督の『アンナ・カレーニナ』(12)、『PANネバーランド、夢のはじまり』(15)でも音楽を手がけている。その他の主な作品に、『イン・ディス・ワールド』(02/マイケル・ウィンターボトム監督)、『Vフォー・ヴェンデッタ』(05/ジェームズ・マクティーグ監督)、『食べて、祈って、恋をして』(10/ライアン・マーフィー監督)、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(16/トラヴィス・ナイト監督)、『パディントン2』(17/ポール・キング監督)などがある。
【Vサイン】
高くかざしたVサインで有名なチャーチル。「勝利(Victory)」を意味するVサインは、第二次世界大戦中の連合軍陣営で用いられ、チャーチルのパブリックイメージとして定着。手のひらを内側にしたVサインの意味(クソ食らえ)を知らず部下から教えてもらって直したという劇中登場エピソードは実話。
【葉巻】
チャーチルといえば葉巻。キューバ産、大きいサイズを好み、ダブルコロナサイズを選んだが、半分までしか吸わなかったという。今では、長さ178ミリ、直径18.65ミリのサイズのものが“チャーチルサイズ”と呼ばれているほど。第二次大戦中、行きつけのダンヒルのたばこ店がドイツ空軍の爆弾で被害にあった時、直ちにマネージャーが首相官邸に「あなたの葉巻は大丈夫です」と電話したとか。
【ノーベル賞受賞文筆家】
文筆家としても有名なチャーチル。私邸ケント州チャートウェルの図書館には6万冊以上の蔵書がある。生涯に43冊を著しており、多くが口述スタイルで執筆された。ジャーナリストとして先見の明があったチャーチルは、ヒトラーの『わが闘争』を読み、第二次世界大戦勃発前の1930年代前半からヒトラー台頭の危険性を訴えていた。1948年に出した全6巻の回顧録『第二次世界大戦』はノーベル文学賞を受賞している。
【酒好き】
朝食にスコッチ、昼食にシャンパン1本、夕食でもう1本。夜はブランデーとポートワイン。奴に自転車は貸さんね」と劇中でも議員に陰口を叩かれているほどの大酒飲み。劇中でも登場するシャンパン「ポル・ロジェ」はチャーチルが愛した銘柄で、その後英国王室御用達となりウィリアム王子・キャサリン妃の披露宴でもふるまわれた。同ブランドには、“サー・ウィンストン・チャーチル”というシャンパンがあり、チャーチルへのオマージュが捧げられている。
【動物好き】
劇中でも猫と戯れているシーンがあるが、動物愛好家の英国人らしく、チャーチルは、犬はもちろん、猫、馬、鳥など様々な動物を飼い、愛好したと言われている。
【絵描き】
生涯で500もの絵を描き、ロイヤルアカデミーで16回の展覧会を行なっているほどの腕の持ち主。ルーズヴェルト大統領に絵を贈ったこともある。